2016年04月24日

【今週の風考計】4.24─なぜ「初め良けれど終わり悪し」になるのか

●改正が改悪となり、規制が緩和へ、そして格差是正が定数削減に。まさに真逆の事例が頻発する。おかしな日本になったものだ。●7年前の厚労省・村木厚子さん冤罪事件で、大阪地検特捜部は、その強引な取り調べ、あげくに証拠改ざんまで引き起こし、強い批判を浴びた。これを防ぐため、準備された刑事訴訟法改正案だが、その中身がひどい。●取り調べの可視化は一部のみ、適用されるのは全事件の3%。怖いのは司法取引の導入だ。他人の犯罪を証言すれば、軽い求刑や不起訴処分を約束する。これでは冤罪など防ぐのは無理。電話やメールまで傍受の対象を拡大する。改正にかこつけた改悪そのもの。●お次は原子力規制委員会。稼働40年もたつ老朽化した高浜原発の原子炉を、さらに20年、稼働延長する決定を下した。<3・11フクシマ>など、どこ吹く風。規制・安全どころか、免震重要棟の設置や難燃性ケーブルへの切り替えなど、安全義務の項目まで目をつぶり、原発再稼働に拍車をかける。●三つ目は、一票の格差を是正すると称し、国会で審議入りした衆院選挙制度関連法案。政権政党が4割台の得票率で議席の8割を占める小選挙区制は維持し、まず衆院定数を10削減する。さらに国民の声を切り捨てる改悪選挙制度への塗り替えだ。(2016/4/24)
posted by JCJ at 08:21 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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