2016年05月22日

【今週の風考計】5.22─市民が政治を変える“熱い夏”へ

18歳選挙権を行使する夏の参院選挙が、あと1カ月もせずに始まる。民進、共産ほか野党4党は、全国32の参院選1人区で、統一候補の擁立に努力し、いまや残るは三重、佐賀の2選挙区のみ。すごい。考えられないことが、起こってきた。素晴らしい。これも安倍政権が立憲主義破壊の「戦争法」をゴリ押しし、市民の怒りが「戦争法」反対の2000万統一署名に結実し、さらに野党統一候補をつくりだす原動力となった。たとえ衆参同日選挙が仕掛けられても、野党共闘の力をフルに発揮し、市民が政治を変える壮大な闘いの場にしたい。沖縄では27日から県議選が始まる。元海兵隊員による女性殺害事件には、県民の悲しみと怒りが沸騰している。「すべての米軍基地の閉鎖・撤去がオール沖縄の声だ」と訴えている。小林節さんが立ち上げた政治団体「国民怒りの声」も、「いまごろ新しい野党を作っても政権批判票を奪い合い、自民党を利する」との批判を耳にする。さらに選挙資金や供託金6000万円を、短時間で用意するのは、たやすくない。「クラウドファンディングで試し、駄目だったらやめるぐらいの考えだ」というのだから、慎重な再判断をしてほしい。(2016/5/22)
posted by JCJ at 11:18 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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