2016年06月09日

「憲法九条は世界の宝」 福岡で集い/「熟成原酒のタガはずすな」=宝田明さんが講演

 「憲法九条は世界の宝」をうたい文句にした九条の会福岡県連絡会主催の「2016年憲法記念日のつどい」(JCJ福岡支部協賛)が5月3日、福岡市中央区天神の市民会館大ホールであった。悪天候ながら約800人が参加。
 集会は2部構成で、第1部は地元の3グループによるミニコンサート、第2部は俳優の宝田明さんが「親から子へ 子から孫へ伝えるために〜私の戦争体験〜」と題して講演、戦争ができる安保法制(戦争法)を強行成立・施行させた安倍政権を厳しく批判した。

 講演で宝田明さんは11歳までハルビン(旧満州=中国東北部)にいた際のソ連兵の暴虐ぶりや、自らがソ連兵から銃撃されて腹に銃弾が撃ち込まれたとき、麻酔もなく、熱して消毒した裁ち鋏で日本人軍医が弾を取り出してくれた模様などを述べた。自らはソ連(現ロシア)の人には嫌悪感を持っており、中国人も侵略・残虐行為を働いた日本人(兵)に憎悪を抱いている人が多く、戦争は憎しみしか残さないと力説した。
 日本国憲法については、七十余年、分厚い木の樽で熟成させてきた原酒にもかかわらず安倍政権が国民の信を問わずにタガを外して泥の中に流してしまったと強く批判した。自らは、戦争を起こそうとする政党には絶対に投票しないと力説、参加者の賛同を得た。
 講演の最後に宝田さんは自らが作詞した曲(沢木順作曲)「私の願い」を歌った。「守り続けよう今の平和を」で終わる「反戦・平和の歌」で、82歳とは思えない若々しい声で、やわらかく呼び掛けるように歌った。

 この日、福岡県内では北九州市と大牟田市でも「憲法記念日集会」があり、北九州市では外交評論家の孫崎享さん、大牟田市では立正大学名誉教授の金子勝さんがそれぞれ記念講演をした。
(福岡支部)


posted by JCJ at 02:00 | TrackBack(0) | 九州・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック