2016年08月21日

【今週の風考計】8.21─青森で自衛隊の軍事訓練が始まる

17日間の夏休みを取り、財界人や閣僚らと9回のゴルフで英気を養った安倍首相は、リオ五輪が終わったとたん、稲田朋美防衛相に「戦争法」の初適用に向け、陸上自衛隊第5普通科連隊(青森)に、軍事訓練を始めるよう指示。11月にも南スーダンPKOに派遣する準備に入った。訓練は演習場内に宿営地を再現するなど、「駆け付け警護」「宿営地の共同防護」に遭遇する緊迫した場面を想定し、武器使用や警告射撃の手順など、実戦訓練するという。いま南スーダンでは、元反政府勢力のトップだった副大統領が、隣国コンゴへ逃れるなど政情不安が続き、再び内戦状態に発展しかねない。武器使用など新任務の伴う自衛隊員が、まさに「殺し、殺される」危険にさらされるのは、目に見えている。この訓練を始める第5普通科連隊は、八甲田山・雪中行軍で200名の死者を出した歴史を持ち、今でもその行軍訓練は続けられている。その部隊を暑いアフリカの南スーダンに派遣する。それもそのはず1年前の9月17日、特別委員会で「戦争法」案を強行可決した先導役、あの佐藤正久・参議院議員、俗称<ヒゲの部隊長>の出身部隊だ。しかも自衛隊のゴラン高原PKOやイラク復興支援では、派遣部隊の隊長を務めてきた以上、なんとしても「戦争法」の初出動に関わりたいのだろう。(2016/8/21)
posted by JCJ at 10:06 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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