2016年10月30日

【今週の風考計】10.30─「NMN」に群がるハゲタカ・ビジネス

●「NMN」が注目されている。国内でも「NMN」を人間に投与し、安全性や効果の有無を調べる臨床・人体実験が始まり、すでに3カ月が経過しているからだ。●生物体内にある「ニコチンアミド・モノヌクレオチド(NMN)」という物質は、老化を抑えるサーチュイン遺伝子を活性化させ、酸素消費量やエネルギー代謝をよくすることが、マウスの動物実験から判っている。●生物の臓器を修復し若返らせる上で重要な「NMN」は、年を経るにつれ減少する。そこで「NMN」を補充してやり、サーチュイン遺伝子を活性化させてやれば、人間の寿命が100歳以上に延びると言われている。●「NMN」は若返り特効薬として、ガン免疫薬「オプジーボ」0.1g73万円ほど高額ではないが、研究用の試薬品とはいうものの0.1g4万円、一般ユーザーには「NMN」を高配合したサプリメントが1g1万円で売られている。しかし、その効能や安全性については疑問も出ている。●なんとGoogleまでが、製薬メーカー・アディマブを1千万ドルで買収し、遺伝子研究の世界的権威ボットステイン博士を招聘。<カリコ>と呼ぶプロジェクトを立ち上げ、「NMN研究開発」に注力している。30兆円の延命マーケットを狙い新規参入を図る。ああ、なんでも商売。(2016/10/30)
posted by JCJ at 10:00 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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