2017年01月08日

オバマ広島訪問を検証 市民活動で重要な役割=難波健治

 夏以降の広島支部の活動を紹介したい。まず、7月3日に開いた「オバマシンポ」。オバマ米大統領の広島訪問(5月27日)は、原爆を投下した国の現職大統領が初めて被爆地を訪問する歴史的な出来事として大々的に報道された。しかしその内容は、「大統領の決断」を称えるトーンに終始。歓迎一色になってしまった。
 そこで私たちは、近づく8・6報道を前に、「オバマの広島訪問は何だったのか」をあらためて問いかけ、検証しようと考えた。パネリストは市民活動家、学者、弁護士ら6人。「広島演説は核兵器廃絶の具体論について何も語っていない」「原爆投下の是非は問わないという世論に危うさと怒りを感じる」「歴史的にみて日米同盟の強化につながる。安倍政権の思うつぼだった」など、核兵器廃絶、基地、沖縄などの視点から問題点を掘り下げた。約100人が参加した。

 私たちは毎年、大日本帝国政府がポツダム宣言による降伏文書に調印した「9月2日」に、「不戦のつどい」を開いてきた。今年は9月3日、夏の参院選を山口選挙区の野党統一候補として闘った纐纈厚・前山口大学副学長を招いて講演会を開いた。演題は「改憲(壊憲)の時代に抗するために」。125人が聴き入った。
 12月11日には、「政府から独立したNHKをめざす広島の会」と共催で水島宏明・上智大教授(元日本テレビディレクター)を招き、「安倍政権でテレビ報道はどう変質しているか?」と題する講演会を開いた。参加者は70人。
 ほかにも、不定期だが、支部の事務所で「サロン」を催している。現場の記者や話題の人を招いて懇談する。11月のゲストは、3年前からヒロシマを撮り続けている写真家の藤岡亜弥さん(今年の伊奈信男賞受賞者)だった。
 核兵器廃絶、戦争法廃止、脱原発、NHKの会など、広島のさまざまな市民活動で、支部のメンバーがそれぞれ重要な役割を果たしていることも付け加えておきたい。
(広島支部)

*JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2016年12月25日号


<JCJ機関紙購読・会員加入申込みHP>
http://jcj-daily.sakura.ne.jp/postmail/postmail.html
・タブロイド判8面、毎月25日の発行です。
・年間購読料:3000円(12号分)です。
※会員の場合、機関紙購読料は会費に含まれています。

posted by JCJ at 13:00 | TrackBack(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック