2017年03月01日

市民革命でアベ政治にトドメ/JCJとマスコミ9条の会が集会=河野慎二

 JCJとマスコミ9条の会は7日都内で「現代の『市民革命』でアベ政治のペテンにとどめを。」と題する集会を開いた。
 集会ではまず、元TBSのニュースキャスターで、昨夏の参院選長野選挙区で自公現職議員に圧勝した杉尾秀哉議員が講演。杉尾議員は「安倍政権の下でメディアへの圧力が強まる中、SEALDsの若者や市民があれだけ声を上げているのに、ジャーナリズムに身を置く人間が何をしなくてもいいのか」と考え、出馬を決断したと語った。

市民が後押し

 杉尾氏は「市民の後押し」と「野党共闘」「全国一高い投票率」の3点を勝因に挙げた。杉尾氏は、立候補直後に「野党共闘をしてください」と必死で訴えかけてきた女性の声を紹介し、「市民の後押しがあって、野党共闘が実現できた」と振り返った。
 62・86%という全国一の高投票率も「投票に行こうよ」キャンペーンなど、市民が展開した独自で多面的な運動がもたらした大きな成果だ。区別得票でも全て最多。次期衆院選でも野党共闘で候補を統一すれば、勝利できる可能性を示した。
 杉尾氏と中野晃一上智大教授との討論コーナーでは、中野教授が昨夏の参院選で野党が11選挙区で勝利したことに関連して「日本の市民運動が主権者の運動に変わっている。その中に労働者、若者、女性、弁護士、学者がいる。非常に多様な日本の主権者の実態を現わしている」と強調。中野氏はさらに、立憲主義と民主主義回復のために「市民は個人の尊厳をベースに、異質性、他者性を前提に連帯している」と、市民運動の高まりの原因を解明した。

連合と組める

 中野氏は、市民の共闘の輪を広げ、野党の力を結集すれば「衆院選でも勝てる」と述べ、連合との関係に言及した。中野氏は、連合の神津会長と対談したことを明らかにし、その中で神津氏が@野党共闘は選挙戦術としては当然やるべきだA原発については「脱原発依存」で進めるB自民党改憲草案については「ありえない」と否定――などと語ったと紹介。その上で中野氏は「神津氏の発言は励みになる。連合とも手を組むことはありうる」と述べた。
 これについては杉尾氏も「安倍政権は、共謀罪を出すと言っている。連合さん、正念場ですよ。長野では、新しい選挙の形へ長野モデル≠作った。その芽は大事に育てよう。そのことは、連合も否定しないと思う」と述べ「それをしないと選挙に勝てないし、政治は変えられない」と力を込めた。
 杉尾・中野両氏の発言は、集会参加者に多くのヒントを提供した。さらに掘り下げた討論も必要だ。JCJとマスコミ9条の会は今秋にも、再び両氏を招いて第2ラウンド開催を準備する。
*JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2017年2月25日号


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