2019年01月25日

【JCJ沖縄】 2月9日集会 「遅すぎた聖断」上映 各賞合同祝賀会も=編集部 

 2017年2月に結成されたJCJ沖縄は、2月9日(土)に那覇市で集会を開く。結成当時@年1回は講演会やシンポジウムなどを開催A同時に県内メディアが受賞した各賞合同祝賀会を開く―という活動方針案が提示された。今回、それを実現する。

 JCJ沖縄事務局長の米倉外昭さん(琉球新報)によると、集会の中身は3つに分かれる。まず1988年にRBC琉球放送が制作した「遅すぎた聖断〜検証・沖縄戦への道〜」(写真=JCJ賞受賞)をRBCホールで15時から40分間上映する。今年4月に天皇の代替わりが行われることが上映のきっかけになった。番組は、昭和天皇の「聖断」が1945年8月13日ではなく、もっと早くに実施されていたならば、壮絶な沖縄戦の開始もなく、15万人という犠牲者を出すことはなかっただろうと昭和天皇の戦争指導と戦争責任を問う内容だ。

これは近衛文麿元首相が45年2月14日に昭和天皇に早期の「終戦」を進言したが、これに対して「もう一度戦果をあげてからではないと」と昭和天皇が一蹴したエピソードが根拠になっている。上映後、当時番組を制作した人につくったいきさつなどを報告してもらう。

 次に同じ会場で16時から各賞合同報告会が行われる。昨年4月から現在まで受賞した県内のメディアの代表やジャーナリストがあいさつする。17時に終了予定。メディアやJCJの各関係者に声をかけて参加を誘う。入場無料だが、事前に申し込みが必要だ。

 そして18時から県庁前の「花兆萬亀」で合同祝賀会を開催。会費3000円。

 参加する橋詰雅博事務局長らがJCJを紹介したリーフレットやJCJ賞カンパ要請チラシ、月刊機関紙「ジャーナリスト」、東海大と共同制作した冊子「JOURNALISTs」などを会場で配布する。

(編集部)

JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2019年1月25日号

 
posted by JCJ at 10:34 | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする