2020年04月26日

【今週の風考計】4.26─今こそ辺野古・工事中止とジブチ撤退を!

韓国・文在寅政権はトランプ大統領の要請を退け、国防費を削減してコロナ禍対策に充てるという。安倍首相も、マスク2枚の配布に466億円使うよりも、「不要不急」の防衛費を削って、休業補償と医療整備に回したらどうか。
 まずはトランプ大統領の一声で爆買いしたF35戦闘機147機の費用1兆7千億円、さらには維持費約4兆5千億円、その一部でもいいから今の緊急事態に使うのだ。
 戦闘で「命」を奪うよりも、コロナから「命」を守るために、コロナ禍対策に充てたら国民は喜び、支持率アップにつながるのは間違いない。

だが防衛省は、米軍の“殴り込み部隊”の海兵隊を拡充する前線基地・辺野古基地建設のため、重ねて沖縄県民の民意を踏みにじり、設計変更を沖縄県に申請した。
 その目的は、辺野古<美ら海>の大浦湾側にある、マヨネーズ並みの軟弱地盤66.2ヘクタールの改良工事である。最深90メートルの海底などに、約4年1カ月をかけ、砂杭など約7万1千本を打ち込む。総経費9300億円、そのうち約1千億円が地盤改良費。当初の見積もり額の2.7倍だ。完成は予定より大幅に遅れ、2030年代前半という。
 戦争で「命」を奪う米軍基地の建設に、日本国民から搾り取った1兆円近くの巨額の血税を投じる。まさに「不要不急」の極みではないか。しかもコロナ感染拡大を防ぐため、沖縄の人々が懸命になっている時期を狙ったとすれば、悪質極まりない。

つい最近、24年前に全面返還が決まった普天間飛行場の格納庫から、またも発がん性が指摘されるPFOS(ピーフオス)を含む泡消火剤22万7千リットルが漏れ、14万リットルが基地外に流出。
 付近を流れる河川の水質サンプル調査では、汚染を判断する米国の暫定指標値の6倍に当たる量が検出された。他の地点からも多量のPFOSが確認されている。
 沖縄県は基地内の土壌をサンプル調査できるよう申請していたが米軍は拒否。防衛省の要請も効果なし。その後、米軍は格納庫そばの土壌を掘り起こし、除去した土を県外に搬出。米軍基地内は治外法権の好例、県民の「命」など眼中にない。

防衛省・自衛隊は国民の「命」を守るのが仕事。大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号での、コロナ感染防止・水際作戦での活躍は承知の通り。だがジブチを拠点に海賊対処や航行の安全確保に派遣されている、P3C哨戒機部隊60人の「命」は例外なのか。交代要員の派遣が調整できず、3カ月での帰国ができない事態となっている。
さらに2月末から中東海域で情報収集を始めた護衛艦「たかなみ」乗組員180人は大丈夫か。寄港地でもコロナ感染を防ぐため下船ができず、3段ベッドでの生活は「3密」そのもの。もし感染者が出たらクラスターは確実、ストレスは極限にまで達している。
 バーレーンの多国籍部隊司令部に派遣されている自衛隊員10人のうちの1人が、コロナに感染しているとのことだ。防衛省・自衛隊よ、いまこそ辺野古建設の中止、ジブチ派遣から撤退の勇気を持て。(2020/4/26)
posted by JCJ at 10:00 | 【今週の風考計】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする