2020年07月31日

【沖縄リポート】 コロナ対策しながら「全基地封鎖!!」=浦島悦子

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  沖縄防衛局は、受注業者作業員のコロナ感染を理由に2か月近く中断していた辺野古新基地建設工事を、沖縄県議選(6月7日投開票)後の12日、再開した。私たちも抗議行動の再開を余儀なくされ、梅雨明け後の炎天下、マスク着用などのコロナ対策を取りながら、陸上・海上4〜5カ所の現場で行動を続けている。
 7月に入って在沖米軍基地内で急激に広がったコロナ感染(7月16日現在で136人)が県民に大きな不安を与えており、抗議行動の中でも「全基地を封鎖せよ!」とシュプレヒコールが上がる。
 大浦湾側埋め立て予定区域の三分の二を占める軟弱地盤の改良工事は「ほぼ不可能」と指摘されて久しいが、7月2日には地質学の専門家による「沖縄辺野古調査団」(代表・立石雅昭新潟大名誉教授)が、震度1以上の地震で新基地の護岸が崩壊する危険性が高いという解析結果(防衛局の設計条件で算出)を発表、大きな衝撃が走った。
 工事のあまりの無謀さに何度も警鐘が鳴らされながら、なぜ止められないのか? ここに来て、「新基地建設阻止」を掲げながらも実際の工事を止められない県行政の矛盾が見えてきた。
 琉球セメント安和鉱山が林地開発許可を得ずに埋め立て土砂を搬出していたことが発覚。県は立ち入り検査を行って「違法状態」を認めたものの、許可手続きを行うよう行政指導したのみで、中止命令は出さず、違法のままの搬出が続いている。
 また、本部港塩川地区で辺野古への土砂搬出を請け負っている業者は、ベルトコンベアーの使用を県に申請しており、これが許可されれば搬出量が格段に増加すると見込まれる。
 市民・県民の反発の強さに、今のところ県は許可を出していないが、許可しないよう要請した「沖縄平和市民連絡会」に対し、県の担当部局は、法的には「(最終的に)許可せざるをえない」と答えたという。デニー知事の公約との整合性が問われている。
浦島悦子
 JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2020年7月25日号
posted by JCJ at 01:00 | 九州・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする