2021年01月04日

【沖縄リポート】 ボーリング「飲料水汚染」と抗議=浦島悦子

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  沖縄県は11月27日、沖縄防衛局の辺野古新基地設計概要変更承認申請に対する名護市長意見を求める照会文書を発送。これまで「国と県との問題」だと「第三者」を決め込んでいた渡具知武豊市長の姿勢がいよいよ問われることになった。
12月2日、私が事務局長を務める「名護市政を考える女性の会」は渡具知市長と面談し、「名護市民の意見を聞く機会を設け、基地反対の民意を踏まえて申請を『不承認』とすること、埋め立てのための美謝川切り替えに同意しないこと」を要請した。
 8日朝、 (美謝川を堰き止めた) 辺野古ダムにボーリング用足場が立てられていることに、座り込みの市民らが気づいた。同ダムは周辺住民の上水の水源であり、名護市の管理だ。オール沖縄会議の山城博治・現地闘争部長らが名護市に出向き、なぜボーリングを許可したのか質したところ、同市の祖慶実季総務部長は「地権者の許可は得てある。水質汚染はないと専門家も言っている。ボーリング調査は(防衛局との)協議の対象ではない」との返事。
 同日閉庁時刻、名護市役所前で緊急抗議集会が開かれ、開会中の名護市議会野党議員5人をはじめ、飲料水の汚染に不安を抱く辺野古住民など市民ら約60人が抗議の声を上げた(写真)。
 市議会では複数の野党議員がこの問題を取り上げ、稲嶺進前市長時代、防衛局から出されたボーリング調査の「協議書」を示して、今回はなぜ協議をしないのか、秘密協議があったのではないかと追及したが、明確な答は得られなかった。
 11日朝、突如、大浦湾海上に巨大な台船が設置された。14日で埋め立て土砂投入開始2年になるが進捗率は4%弱。冬場の沖縄近海は荒れ、運搬船が土砂を載せたまま動けず、陸揚げできないことも多い。工事の大幅な遅れに焦る防衛局は、運搬船8〜9隻分をストックできるという巨大台船で打開しようというのか。莫大な血税を浪費しつつ今年も暮れる。この理不尽を来年こそは終わりにしたい。
浦島悦子
JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2020年12月25日号

posted by JCJ at 02:00 | 九州・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする