2021年03月09日

【スポーツ】ゲーム以外のスポーツ 楽しさイマイチ続く=大野晃

 緊急事態宣言下の2月20日に、ラグビーのトップリーグが開幕した。
 当初の1月16日開幕が、直前の検査で、新型コロナウイルス感染症に6チーム68人が陽性で1カ月延期されたが、5000人以下の観客制限で実施された。
 期間短縮で8チームずつ2組のリーグ戦と、下部リーグ上位を含めた20チームのトーナメント戦で王座を争う。
 2年前のワールドカップ(W杯)日本大会の熱気を再現し、来年からプロ化した新リーグへ移行するのに弾みをつける狙いの最後のリーグで、W杯で活躍した競技者が多数参加したのが特徴だ。
10人の新人を加え、王者・南アフリカ代表6人、3位ニュージーランド代表7人など、下部リーグも含めてベスト4など7代表計23人が顔をそろえ、日本代表とともに、初戦から高レベルのプレーを見せている。
  ニュージーランド代表を操り、W杯で人気を集めた世界一の技とスピードのバレットがサントリーの進撃に拍車をかけ、同じ代表の守りの要のスミスが神戸製鋼を支えて、W杯の興奮を呼び起こした。W杯人気沸騰で意気込んだところへコロナ禍に襲われ、世界的スターの手助けで、満を持しての開幕だが、観客制限では、プロ化の成否の予測が難しく、悩み多き挑戦である。
 
 プロ野球やJリーグでは、外国人競技者の入国制限に頭が痛い。
国内トップ競技の国際化が進む中で、逆戻りしそうな出入国制限は、東京五輪パラリンピックにも深刻な影響を与えそうだ。
  2月26日にはJリーグも開幕したが、無策の政府による長引く規制で、国内プロ競技の将来が見えにくい。 ラグビーの欧州6カ国対抗戦が無観客で開幕したが、一部延期。
 米国のバスケットは大幅な観客制限で開催されたが、正常化の見通しは立たない。コロナ禍の2年目に入って、競技者やファンは、先の見えない不安を一層高めている。
  一方で、スマホゲームの疑似スポーツが広がっているという。人間的なスポーツの楽しみは、危うさが続く。
 大野晃(スポーツジャーナリスト)
posted by JCJ at 02:00 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする