2021年05月23日

【今週の風考計】5.23─自民党・政治家の暴言や“逆ギレ”弾圧を許すな

★菅政権の幹部や自民党議員から、驚くべき内容の発言が続く。しかも説明責任は果たさず、メディアへ抗議や圧力をかけるとは何事か。政治家たるもの、事実を無視し、無知による誤った認識に基づく発言は許されない。

★山谷えり子参議院議員は、LGBT法案をめぐる自民党の会合で、「体は男だけど自分は女だから女子トイレに入れろとか、アメリカなんかでは女子陸上競技に参加してしまってダーッとメダルを取るとか、ばかげたことが起きている」などと、性自認に対する悪質な発言をした。
★さらには「道徳的にLGBTは認められない」「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、LGBTはそれに背くもの」など、性的マイノリティを差別する驚くべき発言が、他の自民党議員から繰り返された。

★自民党・林幹事長代理も、「根掘り葉掘り、党の内部のことまで踏み込まないでもらいたい」と、参院選の広島選挙区・河井案里陣営へ提供した1億5千万円問題にフタをした。資金提供を決めたのは誰か。自民党・二階幹事長は「自分は関与していない」という。
 当時の甘利明・選挙対策委員長も、「私は1ミクロンも関わっていない」と否定。裁判中の河井克行被告も、「妻の選挙買収には1円も使わなかった」という。
 誰が決め、何に使ったのか、そのうち1億2千万円が国民の税金からなる政党交付金である以上、その使い道を国民の前に明らかにするのは当然だ。フタをさせないためにも、「根掘り葉掘り」糺す必要がある。

★自民党の細田博之元官房長官は、党内の会合で沖縄でのコロナ感染拡大に関連して、「緊急事態とか、まん延防止とか、そんなものに頼っても駄目。沖縄県こそ来県する人への規制、県境封鎖などコロナ対策は独自に取るべきだ。国に頼るべきではない」と、国の責任は棚上げにして、沖縄県に特別な対策を強いる差別的発言をしている。

★岸信夫防衛大臣は、<ワクチン予約システムに欠陥>と指摘する数多くの報道に対し、「悪質な行為であり、極めて遺憾だ」と語り、抗議文を朝日新聞出版と毎日新聞の2社に限って郵送した。
 河野太郎・ワクチン接種担当大臣も「面白半分」の妨害行為であるかのような発言を口にしている。
 さらに岸防衛相の実兄・安倍晋三前首相が、ツイッターに「朝日、毎日は極めて悪質な妨害愉快犯と言える。防衛省の抗議に両社がどう答えるか注目」と投稿。
★これには開いた口が塞がらない。呆れるばかり。安倍前首相こそ森友問題で139回、「桜を見る会」関連で118回の虚偽答弁をおこない、国会審議を1年以上も空費させた「極めて悪質な妨害愉快犯」ではないか。「もり・カケ・桜」の疑惑に答えるのが先だ。

★政治家として、欠陥が明らかにされたら真摯に反省し、解決に向けてどう対応するか、国民に開示すべきで、メディアへ抗議するとは筋違いも甚だしい。驕りたかぶった“逆ギレ”弾圧や発言・投稿を許してはならない。(2021/5/23)
posted by JCJ at 07:00 | 【今週の風考計】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする