2021年11月12日

【出版界の動き】コロナ禍の巣ごもり需要が終わりマイナス成長に逆戻り

●出版界の状況は、コロナ禍による巣ごもり需要やコミック『鬼滅の刃』の神風的なベストセラーの余波が止み、6月から再び前年比減が続いている。
9月の出版物販売金額1102億円(前年比6.9%減)、書籍659億円(同3.8%減)・雑誌442億円(同11.1%減)。月刊誌372億円(同12.1%減)、週刊誌70億円(同5.6%減)。
●KADOKAWA、増収増益の中間連結決算─2022年の中間決算では、売上高1048億円(前年同期比7.4%増)、営業利益99億円(同26.6%増)、経常利益106億円(同30.3%増)、純利益71億円(同36.7%増)の増収増益。併せて中国テンセントグループと資本業務提携を結んだことを発表。
●各出版社イチオシの年末年始に向けた本や商材を、オンラインで一挙に説明する会を、11月17日〜18日の両日、13時〜17時に開催。期間中は常時Zoomミーティングが開かれ、入退はいつでも自由。
●累計200万部突破の大人気絵本シリーズの第9弾、工藤ノリコ『ノラネコぐんだん ラーメンやさん』(定価1320円・白泉社)が11月5日発売。またまた販売部数が伸びそう。
●「2021ユーキャン新語・流行語大賞」に30のノミネート語が決まる。『現代用語の基礎知識』(自由国民社)が選ぶ同賞のノミネート語が、7人の選考委員により選出された。
今年の傾向は「長引くコロナ禍で、コミュニケーションが希薄になり、軽い言葉やあたたかみのない言葉が生まれてきている」という。ノミネート語トップ10は次の通り。
皆さんは、どれだけ理解できますか。
@「イカゲーム」 A「うっせぇわ」 B「ウマ娘」 C「SDGs」 D「NFT」 E「エペジーーン」 F「推し活」 G「親ガチャ」 H「カエル愛」 I「ゴン攻め/ビッタビタ」
posted by JCJ at 01:00 | 出版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする