2022年05月26日

【お知らせ】JCJ定期総会開く 改憲へ警戒呼びかけ JCJ賞新選考委員に斎藤・永田両氏=編集部

 JCJは3月26日、22年度定期総会をオンラインで開催した。沖縄から北海道まで各支部の役員・会員、東京の役員ら38人が参加し、約3時間にわたって意見交換した。冒頭にMIC(日本マスコミ文化情報労組会議)議長で新聞労連委員長の吉永磨美さんから来賓の挨拶があった。またウクライナ取材から帰国した写真家・尾崎孝史さんに現地報告をしてもらった。
 総会では政治情勢をめぐり、憲法改悪を狙う動きに警戒を呼び掛けた。自民党は憲法改正推進本部を「憲法改正実現本部」に改組。各地で憲法改正への対話集会をスタートさせた。ロシアによるウクライナ侵略を機に「9条無力論」をふりまき、米国との核兵器の共用、敵基地攻撃能力の保持を主張するなど、安倍晋三元首相を中心に右派が軍拡へと勢いづいている。反戦・非戦、平和外交の大事さを訴えるJCJの役割は重要さを増していることを確認した。
  22年度の活動は引き続きオンライン講演会の開催を柱に進める。Zoomを使った講演会は参加が容易で、全国から講師や参加者を呼べる利点がある。この特徴を生かしてタイムリーなテーマで開催していく。講演会を通じて、地方の新聞・テレビ局などとのネットワークを広げることを22年度の大きなテーマにする。ゆくゆくは「地方メディア交流会」(仮称)のような集まりを作ることも構想していく。
 そのほか@西嶋真司さん制作のドキュメンタリー映画『標的』の上映を広げていくA学生向けにジャーナリスト講座を開催するB支部懇談会をオンラインで年3回開くC広く呼びかけてJCJ会員と機関紙読者を増やしていく――などを承認した。
 役員の人事(以下敬称略)では代表委員の守屋龍一が退任し、22年度は清水正文、白垣詔男、隅井孝雄、中村梧カ、藤森研、山口昭男、吉原功の7人が代表委員を務める。
 JCJ賞の選考委員では諌山修、石川旺が退任し、斎藤貴男(ジャーナリスト)、永田浩三(武蔵大学教授)が新たに加わった。選考委員会はほかに伊藤洋子、酒井憲太郎、鈴木耕、藤森研で構成する。新たな運営委員に伊東良平、山中賢司が入った。
 編集部
 JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2022年4月25日号

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