●22年4月の出版物販売金額992億円(前年比7.5%減)、書籍547億円(同5.9%減)、雑誌445億円(同12.2%減)。月刊誌382億円(同9.0%減)、週刊誌63億円(同12.2%減)。雑誌の売り上げマイナスは11ヵ月連続、返品率に至っては45.2%の状態が続く。
●講談社・集英社・小学館と丸紅が連携して、出版物の返品による無駄な経費2千億円を削減するため、新刊4億冊分の配本や販売データなどを独自に分析し、書店ごとの需要を精緻に予測する流通モデルを作る。苦しくなる一方の書店経営に対して、出版社が主導して発行部数や配本・販売の構造にメスを入れ、効率化を図って出版業界の成長を目指す。
●小学館の売上高1057億円(前年比12.1%増)、7年ぶりに売上高1000億円台に。経常利益89億円(同23.4%増)、当期利益60億円(同5.7%増)の4期連続の黒字決算。
●楽天ブックネットワークの売上高477億円、純利益2億円。赤字から黒字へ転換。主に丸善ジュンク堂との取引終了、楽天ブックスへの移行、日販との仕入業務の提携、リーディングスタイルの解散などによる。
●日販GHDの売上高5050億円(前年比3.1%減)、純利益14億円(同43.0%減)。取次・小売事業が苦戦し減収・減益。日販単体の売上高4074億円(同3.0%減)、純利益4.8億円(同22.5%増)。105書店が閉店し取引書店2556店。全体の返品率34.5%。
●日書連の加盟書店数、前年度比84店減の2803店。26店の新規加入があるものの110店が脱退。プラスとなったのは宮城県(前年度比2店増)、岐阜県(同1店増)のみ。東京都(同14店減)など31都道府県で減少。
●和田秀樹『80歳の壁』(幻冬舎新書)が3月末の発売から2週間で増刷を重ね総合ランキング第1位。メディアで紹介されて人気急上昇、特にリアル書店での売上が好調、男性にうけている。
出版部会
2022年06月17日
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