2022年06月18日

【支部リポート】東海支部と東海の会 多面的に情報提供を ウクライナ情勢めぐり学習会=山本邦晴

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  JCJ東海支部の会員が協力する「NHKとメディアを考える東海の会」は4月30日、「ウクライナ情勢とメディアの役割〜その実情と課題を読み解く〜」と題して学習会を開催、池住義憲代表がウクライナ戦争をめぐるマスメディアなどの情報発信や信ぴょう性などについて解説=写真=(撮影・巽明)した。
 参加者からは「マスメディアは多面的に情報を提供すべきだ」といった意見が出た。高野春廣運営委員が司会を担当、学習会にはJCJ会員4人を含め、市民ら約30人が参加した。
 池住代表は1970年代からベトナム、イラクなどの戦争に反対する活動を続けてきた立場から「戦車やミサイルなどを使って国が国に対して軍事侵攻する戦争は、21世紀に起こらないだろうと思っていた」と振り返り、ロシアのウクライナ侵攻は国連憲章や国際法で禁止されていると説明した。世界中のメディアは今、戦況や両国の歴史的経緯など周辺の情報を流すことで戦争を相対化し分析してしまい、侵略や破壊行為を見えにくくしていると疑問を呈し、侵略行為は駄目と言い続けてストップさせることがメディアの原点だと呼び掛けた。
 池住代表は、ウクライナの軍事情勢や市民の被害など悲惨な現状を説明した上で、ウクライナの地理や宗教、近年のロシアとの外交や政治状況を詳細にわたって解説し、日本は憲法9条を持つ国として戦争を止めるために非軍事の対応があるのではないかと問題提起した。
 参加者からは「日本のメディアはウクライナが善でロシアが悪という見方で伝えがちだが、私たちが考えるうえで参考となるさまざまな情報を伝えるべきだ」といった意見や、「NHKBSでウクライナ・ドンバス地方のロシアとの抗争をテーマにしたアーカイブドキュメントを放送していた。NHKは今のことだけでなく、アーカイブを活用して過去のいきさつも積極的に放送してほしい」と望む声があった。
山本邦晴(共同通信OB・JCJ会員)
JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2022年5月25日号
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