2023年06月20日

【焦点】神宮外苑事業取り消し訴訟第1回口頭弁論、地裁103号法廷で29日(木)午前11時から開く=橋詰雅博

                        
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 東京・神宮外苑再開発再開事業をめぐり周辺住民や学者、研究者ら約62人が、東京都が認可した事業取り消しと判決確定までの認可執行停止を求め東京地裁に提訴した第1回口頭弁論が今月29日(木)、午前11時から地裁103号法廷で開かれる。
 2月28日に提起された主な訴えの内容は以下の通り。
@神宮外苑再開発事業が行われることにより、いちょう並木をはじめとした景観が大きく阻害され、多様な生態系や神宮外苑の環境を大きく毀損する。
A認可に先だって行われた環境影響評価は、事業者の不十分な情報公開、虚偽の報告のままでの環境影響評価など重大な瑕疵が認められる。
B再開発事業を可能にしているまちづくり指針による再開発事業は、都市計画法の本旨を逸脱又は認容されたものであり違法である。
C神宮外苑の歴史的価値・文化的価値が毀損され、景観利益、騒音や風害や日照権など、周辺住民に様々な被害がもたらされる。また13年にも及ぶ工事期間は住民生活を長期にわたり不便、不利益を与える。
主要な原告は ロッシェル・カップ(オンライン署名発起人・経営コンサルタント)、ロバート・ホワイティング(野球スポーツライター)、明日香壽川(東北大学教授・気候変動)、斎藤幸平(東京大学大学院准教授・経済思想家)、竹内昌義(建築家・東北芸術工科大学教授)、小野りりあん(ファッションモデル・気候アクティビスト)、原有穂(高校生・FFF Yokosuka)、外苑周辺住民。当日はカップさん=写真=らが意見陳述を行う。

 裁判終了後、午後3時30分から衆院第二議員会館1F多目的会議室で報告集会を5時30分まで行う。2時45分から会館入り口で入館証を配布。
■ 第1回弁論の報告
■「神宮外苑再開発の問題点」岩見良太郎氏(埼玉大学名誉教授=都市工学、工学博士=)講演
(報告集会はオンライン参加もできます)
*詳しくはこちらまで
https://www.savejingugaien.com/%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A4%96%E8%8B%91%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E3%81%AE%E9%96%A2%E9%80%A3%E8%B3%87%E6%96%99/問い合せ先:訴訟団事務局 2012t.road @ gmail.com (長谷川)(送信の時、スペースを消して下さい)
https://www.savejingugaien.com/
 103号法廷は傍聴者が100人近く入る大法廷。ぜひ満席にして裁判官にプレッシャーをかけましょう。なお傍聴希望者が多い場合、抽選になるかも。

posted by JCJ at 01:00 | TrackBack(0) | 焦点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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