テレビは権力に忖度して「本当のことを伝えてしいない」「真実を隠している」という不信感が、これほど視聴者・国民に広がったことはかつてない。特に公共放送 NHK は、政権に過度に忖度した報道を繰り返していると見られている。そうした状況は、第一次安倍政権以降、NHK の経営委員が政権によって恣意的に任命され、政権に近い財界出身者が経営委員長や会長に次々と就任することで顕著になった。
本来 NHK の会長は、12 人の委員からなる経営委員会が任命する仕組みになっているが、現在の稲葉延雄会長も指名したのは岸田文雄首相だたと報道されており、経営委員会はその責任を果たしていない。こうした問題を解決するには放送制度を抜本的に見直す必要がある。
日本においては放送行政を政府の一省庁である総務省が管轄している。報道機関であるテレビは、政治権力を監視する役割も期待されていが、日本ではテレビはが政治権力から監視されるという矛盾した状況が存在しているのである。NHK と民放テレビ局が政権から自立し、視聴者・国民の期待に応える放送をするためには、日本においても先進7カ国(G7)のように、放送行政を独立行政委員会に移管する必要がある。
シンポジウムでは大ア雄二氏(法政大学社会学部教授)が NHK 経営委員会の現状と課題について、砂川浩慶(立教大学社会学部教授)が放送の独立行政委員会制度について報告し、森功氏(ノンフィクション作家)と池田恵理子氏(元 NHK ディレクター)とともに NHK と民放テレビの現状と課題について議論し、テレビが政権から独立した放送を行い、視聴者・国民の信頼を回復するために何が必要かを考える。
会場 立教大学池袋キャンパス7号館7102教室
資料代 500円(学生無料)
パネリスト
砂川浩慶●立教大学社会学部長・メディア社会学科教授。
大ア雄二●法政大学社会学部メディア社会学科教授。
1983-90 年 NHK 記者(金沢放送局、北京支局、報道局国際部)、
森 功 ●ノンフィクション作家。
2018年『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)
で大宅壮一ノンフィ クション大賞を受賞。
『国商・最後フィクサー葛西敬之』(講談社)など著書多数。
池田恵理子●元NHKディレクター。女性、教育、差別、エイズ、 東ティモール等
の番組を制作。定年退職後、「慰安婦」資料館・wamの館長。
共著に『黄土の村の性暴力』(創土社)、『NHKが危ない!』(あけび書房)など。
〈主催〉立教大学社会学部メディア社会学科・砂川ゼミ 市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会
〈共催〉日本ジャーナリスト会議(JCJ)/NHKとメディアの今を考える会/放送を語る会 市民社会フォーラム/あけび書房
YouTubeでライブ配信します。
無料で誰でも見られます。
URL:https://youtube.com/live/pAuTaVbFbFM?feature=share
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