進む戦争準備
今年度の自衛隊と米海兵隊との実働訓練「レゾリュートドラゴン25」が9月11日〜25日、沖縄を中心に北海道や山口、大分、佐賀、長崎、熊本、鹿児島の各県で行われた。
今回の想定は島しょ(離島)防衛作戦。自衛隊約1万4千人、米軍約5千人の計1万9千人が参加した過去最大規模の「訓練」には民間空港や民間船舶も利用され、長射程ミサイル配備やオスプレイ、実弾訓練もあり、通信部隊は公園まで利用。市民の暮らしにも大きな影響があった。
また月が変わった10月の陸・海・空の「自衛隊統合演習」は、日米豪の3カ国が参加して20日〜31日の日程で始まった。宇宙、サイバー空間や電磁波領域の演習も組み込まれ民間空港や港湾が利用されている。
一方、各地では自衛隊の弾薬庫増設やミサイル配備計画が相次いでいる。
戦争への道にNO
戦争への道を拒否するため、JCJも支援する「沖西ネット」の参加団体もそれぞれ各地で「NO」の声を上げている。
祝園…古都京都・奈良に立地する陸自祝園(ほうその)分屯地には、国内最大規模14棟の大型弾薬庫が増設される。京都府北部の経ケ岬Xバンドレーダー基地、舞鶴海自基地ミサイル搭載イージス艦とつながり京都があらたな軍事拠点と化す。
「京都が危ない!」『私たちは二度と戦争をしたくない!平和でこそ文化の香りは立つ!』と心を一つに10月19日、全国各地から一堂に会し祝園全国集会を開催、大軍拡・戦争準備に反対する声を上げました。
大分…長射程ミサイル用大型弾薬庫の1棟目の完成が迫る大分分屯地では、保安距離や報復攻撃リスクへの不安をよそに、軍民分離原則違反他で建設が進んでいます。私たちは「戦争はイヤだ!大分連続行動」(11/22総決起集会、12/14現地集会とデモ、基地申し入れ)を行い、軍事力によらない平和的解決を国内外に訴えます。
熊本…熊本市の健軍駐屯地では、「12式地対艦誘導弾能力向上型」が今年度中に配備される計画が進行しています。
1000q以上の長射程ミサイルの配備決定に、住民は不安と危機感を抱いています。私たちはさらなる軍拡による戦争準備ではなく、対話や経済外交による、平和と安心の暮らしを守る道を選んでほしいと強く願っています。
JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2025年10月25日号
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