12月6日(土)に行いましたJCJ2025年12月集会「戦後80年からのジャーナリズムに求められること」(http://jcj-daily.seesaa.net/article/519012815.html)は、盛会でした。会場にお越しくださいました方、中継を見た視聴者の方、本当にありがとうございました。集会の最後にJCJ代表委員の藤森研が読み上げた「集会アピール」を掲載しました。お読みいただければ幸いです。
80年前、多くの人々の命やかけがえのない日常を奪った戦争が終わりました。焼け跡からスタートした戦後の人々の歩みは「平和への誓い」とともにあったはずです。
戦後80年、今の日本の現状は、そうした戦後の人々の歩みや願いに応えることができたといえるでしょうか。10年前に、当時の安倍政権が集団的自衛権の行使を認めた安保法を成立させて以降、日本は「戦争のできる国」へと踏み出し、平和の石垣は切り崩されています。
こうした動きに抗い、警鐘を鳴らしていこうと日本ジャーナリスト会議(JCJ)は去年から戦後80年の今年にかけて、集会・シンポジウムを3回にわたり開いてきました。
そうした中、今年10月に右派の高市政権が発足しました。高市首相はさっそくトランプ大統領との蜜月を演出し日米同盟の強化を打ち上げる一方、台湾有事が「存立危機事態」になりうると国会で答弁し、日中関係に亀裂を入れました。防衛費のGDP比2%達成を前倒しするだけでなく、スパイ防止法の制定や国家情報局の設置、非核三原則の見直しなどにも前のめりの姿勢を示しています。「戦争ができる国」へのアクセルは一層加速されています。
こうした厳しい状況のなかで、締めくくりとなる4回目のきょうの集会・シンポジウムでは、戦後80年後のこれからヘ向けて、ジャーナリズムに求められることは何なのかを考え、話し合いました。戦前のジャーナリズムが戦争を煽り加担した過去から学び、ジャーナリズムは何よりも戦争へ向かう権力の動きや社会の雰囲気を、厳しくチェックしていかなければならないと心に刻みます。JCJは「再び戦争のために、ペン、カメラ、マイクをとらない」という決意のもとにスタートしました。その決意の実践がいま、強く求められています。
きょうの集会が戦後80年積み上げられてきた平和を守り、「戦争ができる国」への流れを断ち切っていくために、ジャーナリズムが、そして一人ひとりが何をしていくのかを考えていく一歩になることを願っています。
2025年12月6日 日本ジャーナリスト会議(JCJ)
2025年12月10日
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