2026年01月03日

【1月出版界の動き】島根・大田市が書店事業者を公募!

◆11月紙書籍・雑誌の販売金額771億円・5.5%減
 直販ルートを除く取次ルート軽油で771億3700万円(前年同月比5.5%減)、書籍477億9300万円(同1.4%減)、雑誌293億4400万円(同11.5%減)。雑誌の内訳は、月刊誌が同8.4%減、週刊誌が同28.4%減。返品率は書籍が同1.2ポイント減の31.3%、雑誌は同0.7ポイント増の44.7%。
 書店店頭での売れ行きは、書籍が約3%増で、文芸約6%増、文庫本約5%増、ビジネス書約6%増、学参約8%増、児童書約2%増、新書本約3%増。雑誌は定期誌が約5%減、雑誌扱いコミックスが約6%減、ムックが約5%増。

◆生成AI×知的財産保護の新ルール案にパブコメ
 内閣府は生成AIと知的財産権の保護に関する規制案=「プリンシプル・コード」について、パブリックコメントの募集を始めた。
 これは「AI事業者コーポレートサイトで使用モデルの名称や設計仕様、AIのトレーニング法、学習データの種類などを開示する」など、生成AIサービスの基本情報を誰にでも見える形で開示するよう求めている。プリンシプル・コードは強制開示を求めるものではないものの、これに則らないAI事業者はその理由を説明する必要があるという。
 提出方法はWebと郵送に対応。募集期間は2026年1月26日まで。

◆無書店の島根・大田市が事業者公募
 開設資金として最大500万円支援。加えて家賃や販売促進費などの費用を1年につき最大500万円、10年間通して助成。同市役所で26年1月30日午後5時まで受け付け。
 主な応募条件は以下の通り。
1. 一般書から専門書まで多様な分野・ジャンルにわたる書籍を取り扱うこと
2. 書籍・雑誌に係る売り場面積が100u以上あること
3. 所定の定休日を除き、常時継続的かつ安定的に営業する店舗であること。不定期な営業形態によらないこと。
4. 計画認定の日(概ね2月頃)から1年以内に事業開始する見込みがあること

◆スマートニュース、KADOKAWAと提携 
 スマートニュースは自社のアプリで、KADOKAWAの漫画サイト「カドコミ」から厳選した作品の紹介コンテンツを順次配信をスタート。本取り組みを通じて、ユーザーが“知らなかった漫画に出会える”新しい読書体験の創出を目指す。
 あらすじや見どころを伝えるテキストとビジュアルを組み合わせ、ユーザーが気になる作品を見つけられる構成としている。取り上げる代表的な作品は以下のとおり。
『文豪ストレイドッグス』(原作:朝霧カフカ / 漫画:春河35)
『義妹生活』(原作:三河ごーすと / 漫画:奏ユミカ/ キャラクター原案:Hiten)
『夜は猫といっしょ』(著者:キュルZ)

◆年間ベストセラー1位『大ピンチずかん3』
 有隣堂が「25年間ベストセラー」ランキングを発表。書籍1位は『大ピンチずかん3』(小学館)、2位は『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(朝日新聞出版)、3位は『カフネ』(講談社)。
 有隣堂のシステム「Book Store Central」のデータをもとに算出。集計期間は24年12月〜25年11月。有隣堂全店における雑誌・文庫・コミックを除いた販売数上位をランキング化。

◆「直木賞」候補作、14日に決定
 日本文学振興会が直木賞の候補作を下記の通り発表。受賞作は1月14日に決定。
 嶋津輝『カフェーの帰り道』(東京創元社)
 住田祐『白鷺立つ』(文藝春秋)
 大門剛明『神都の証人』(講談社)
 葉真中顕『家族』(文藝春秋)
 渡辺優『女王様の電話番』(集英社)

◆「夏の100分de名著フェア」好成績
 7月から9月末にかけて行ったNHK出版の同フェアの売上金額が、本体価格ベースで4026万円、4000万円の大台を突破。前年の約2480万円から1.6倍規模となり好調だった。参加書店は981店(前年は669店)で、受注金額は約1億0800万円(同約5800万円)。売上ベスト3の書店は、1位:丸善丸の内本店(東京)2位:紀伊國屋書店新宿本店 3位:ジュンク堂書店池袋本店。
posted by JCJ at 01:00 | TrackBack(0) | 出版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック