アニメ映画の宮崎駿氏が「となりのトトロ」のアイデアを得たという「淵の森」。その対岸にある雑木林の宅地開発計画が持ち上がったが、宮崎氏が会長を務める保全団体「淵の森保全連絡協議会」が募金活動を開始、６月には東村山市が公有地化の方針を打ち出し交渉が行われていた。【編集部】
９月１３日、宅地開発を掲げて市と地権者の間に立っていた不動産業者が解約金などを受け取って手を引くことで決着、東村山市が地権者から買収し、公有地化される見通しになったという（→朝日新聞）。不動産業者は、１４日までに保全団体に開発断念の意向を伝えたという（毎日新聞）。
「となりのトトロ」のアイデアのもととなったという「淵の森」は、東京・東村山市と埼玉県所沢市にまたがる約４８００平方メートルの緑地。宮崎氏が３億円を両市に寄付するなどして９６年に公有地となった。今年に入り宅地開発計画が持ち上がっていたのは、対岸の雑木林（約１５００平方メートル）。
＜関連報道＞
「トトロの森」守った 東村山市が買収、業者撤退へ（朝日新聞）
http://www.asahi.com/national/update/0914/TKY200709130451.html?ref=goo
「トトロの森」の風景残せた！…業者が開発断念（読売新聞）
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20070914i403-yol.html
淵の森：トトロの環境、残った 業者が開発断念 東村山市、公有地化にメド ／東京（毎日新聞）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070915-00000003-mailo-l13
トトロの森保護「世論の力だ」 宮崎監督らが感謝（東京新聞）
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007091702049416.html
【Daily JCJ 編集部】
