2007年10月20日

「美しい国」と平山郁夫センセイ 亀井淳

 安倍内閣時代の後半に組織され、わずか2回だけ会議を開いて、廃止された「美しい国づくり企画会議」(座長・平山郁夫)の経費が4900万円(東京新聞10・18ほか)。福田首相も「無駄だってことなんでしょうね」と記者団に答えた。

 こんな雲を掴むような会議の座長だった平山郁夫というセンセイ、文化勲章受章者で、東京芸大前学長、日本美術院理事長、日中友好協会会長など立派な肩書きがいっぱいで、「現代日本画壇の最高峰に位置する画家であり、その作品価格は存命する画家の中で飛び抜けて高い」(ウイキペディア)。高いにしてはどこの美術館にもたいてい常設展示されていて、制作中の写真なども拝見することができる。よほどマメで、特に札束と権力のにおいのする方角を感知する能力に優れておられるのだろう。
 ウイキペディアの記述は、「…出版社、百貨店、放送局などとタイアップして自作の展示販売を大々的に行い、多大の利益を上げている点などを批判する向きもある」「日本国外での国際的な芸術的評価は低く、画家としての知名度は皆無である」と手厳しい。
 それにしても、安倍時代の一年間に無数につくられた諮問会議などの、成果と経費をメディアはすべて洗い出すべきだ。


「亀井淳 日録」より
http://kamei.cside.com

posted by JCJ at 20:09 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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