2007年12月13日

横浜事件と良心・思想・言論の自由(第二部)=橋本 進

第二部 「横浜事件再審裁判・第一次〜四次」――その経過と、いまの問題

《第2回 第一次請求、棄却される――粗雑な論理がまかり通る日本の裁判界》

《暴論というほかない却下理由》

 第一次再審請求に対する横浜地裁の却下理由(88年3月)は次のとおり。
 請求理由としている拷問が最高裁で認定されたのは、益田直彦(ソ連事情調査会事件)一人に対してだけのものであり、請求人たちに対してではない。判決文があるのは、9人の請求人のうち、小野康人だけであり、一件記録もなく、審理のしようがない。記録がないのは、占領軍進駐時に焼却されたことがうかがわれる。

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