2008年02月09日

ゲーツ米国防長官 欧州にアフガンへの増派を求める

「増派、増派」のブッシュ政権。ゲーツ米国防長官が、「欧州の人々が、イラクやアフガニスタンでの作戦について混乱しているのではないかと心配だ。わたしが強調したいのは、なぜアフガニスタンでの成功が欧州にとって重要なのかということだ」(AFP)として、アフガニスタン南部地域への増派を求めた。
 南部地域では旧支配勢力タリバンの活動が再び活発化しているとされる。しかし地域に根ざしたタリバンを一枚岩のテロ集団とみなす行動が、どこまで功を奏するのか、地域の安定に結びつくのかは不透明だ。昨年4月カルザイ大統領はタリバン側の代表と長期間にわたって和平交渉を続けていることを公表、9月には現政権のポストを割り振る形でタリバンとの和解を模索する発言もしている。
 しかし、米国などはタリバンとの妥協を拒否しており、またカルザイ大統領はパキスタンによるタリバン支援を警戒するなど、勢力の構図が複雑に入り組んでいる。アフガニスタンでの「テロとの戦い」の失敗は、欧州の安全保障に直接的な脅威となるだろうとするゲーツ国防長官の危機をあおる発言をNATO諸国はどう受け止めるのか。
 5日にCIA長官が、テロ活動容疑者に対する尋問時の「水責め」を行ったと初めて公式に認める証言を行なったが、その後、ブッシュ政権は居直ったように「状況次第で行う場合もある」(AFP)と拷問を許容する逸脱した態度に出ている。次期大統領選ですっかりカヤの外に置かれたレームダック・ブッシュだが、まだ暴走は止まっていない。
 
posted by JCJ at 14:18 | TrackBack(0) | 政治・国際情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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