7年前NHKが放送した『ETV2001・問われる戦時性暴力』の改変を巡る裁判は、5月24日、最高裁での上告審の口頭弁論で結審し、6月21日に判決が言渡されるが、一連の裁判を通して、被告NHK側の事実を隠蔽する不誠実な姿勢が明らかになり、最高裁がどのような判断を下すか監視が必要だ。この裁判で、二審の東京高裁判決は、NHKが番組の改変を巡って番組の取材対象者である『「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク』(略称バウネット・ジャパン)に対する「説明義務」を怠り、また、バウネット側の「期待と信頼」の権利を侵害したと認定した。
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2008年05月04日
「ETV2001」番組改変裁判・最高裁で問われるもの=小滝一志(放送を語る会)
2008年02月06日
02・15 第28回放送フォーラム NHKはどこへ行くのか―記者が見た会長選出劇―
●日時:2008年2月15日(金)19:00〜21:00
●場所:渋谷勤労福祉会館 第1洋室 (渋谷公園通りパルコ角 tel03−3462−2511)
●講師:臺 宏士(だい ひろし)毎日新聞社会部記者
●参加費:800円(学生・会員500円)
●主催/放送を語る会 協賛/日本ジャーナリスト会議 メデイア総研
1月下旬、NHKの現役記者、ディレクターらによる株のインサイダー取引が発覚しました。安倍前首相の後押しによる経営委員長の就任や、視聴者の意向を無視した新会長人事など、協会を揺るがす大波が続く中、さらに大きな衝撃です。NHKは果たして言論報道機関たり得るのか? 視聴者からは重い問いが投げかけられています。
今日の事態を招いた協会経営の体質と、こうした混乱に乗じようとする政府権力・財界との関係をどう考えたらいいのか、今回の会長選出劇を中心に、取材した記者に率直な感想をお聞きします。(次頁に放送を語る会見解、「最近のNHKの動きについて〜インサイダー取引・会長・役員の辞任と交代〜」を掲載)。
2008年01月29日
いま、組織を変えるための行動を――NHKの連続する不祥事に思う=沖野 皓一
■一連の不祥事と通底する経営の無自覚さが原因
放送の現場で「ジャーナリスト」という言葉が聞かれなくなったと嘆く声を耳にする。しかし、特にここ1、2年のNHKの番組を見る限りでは、ジャーナリズムとして優れた番組が何本も出ている。黙々と頑張っている人たちが沢山居るのだと思う。ところが一方で、今回のような恥ずかしい事件が起きるのは何故なのだろうか。私は、職場での本音の議論が無くなっているのではないかと思う。
NHKは言論報道機関としての責任を果たせ=石井 長世
1月17日に発覚したNHK現役記者らの株のインサイダー取引をめぐって、メディアなどから、報道情報端末の管理のずさんさや、職場の気の緩み、コンプライアンス意識の欠如が指摘されているが、形式的な精神論では済まされない、もっと根本的な問題が根底にあるように思えてならない。
2008年01月28日
「インサイダー取引」の衝撃=報道局の現場から
記者やディレクター、カメラマン、編集などからなる報道局職員は、NHKの報道を支えているという自負があり、協会内では、よくも悪くもエリート意識の強い集団だ。これまでの不祥事についても、主に番組制作局などの職員によるもので、自分たちは、むしろ尻ぬぐいをさせられているという意識があった。しかるに、今回の事態は「身内」の不祥事で、言い訳ができない苦々しさを感じている。(報道局・現役記者)
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「インサイダー取引」――背景にNHKの巨大化
今回の問題では、記者らの倫理観の欠如と報道情報の管理のずさんさが指摘されているが、実は20年前からのNHKの商業主義化・巨大化が背景にあると考えられる。(NHK報道局OB)
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2007年12月16日
放送法改定とNHK会長後任人事=水上一郎
政府・ 自民党が、放送・通信分野での管理統制を強化する目的で出した放送法改正案は、世論などの批判を受けて、先の通常国会で継続審議となり、今臨時国会で民主党との合意によって、修正を加えたうえ再提出された。しかし、その中身を見ると、(1)捏造放送などを理由にした行政処分の条項を削除、(2)NHK経営委の野放しの権限強化のニュアンスを弱める、(3)NHK国際放送への放送命令の文言を「要請」に変える、(4)放送持株会社の出資上限を厳しくする、など、一見、批判の声に配慮したように見せかけた内容であるに過ぎない。
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2007年10月15日
REPORT:放送を語るつどい「今、テレビ“力”を問う」 水上一郎
「今、テレビ“力”を問う」をテーマに、9月22日東京で開かれた「放送を語るつどい」で、テレビマン・ユニオンの今野勉氏は、『あるある大事典U』事件などを例に、いま日本のテレビ界が抱える病理を指摘し、番組制作の質の低下に警鐘を鳴らした。
2007年10月14日
アニメ文化とアニメーター・演出家の生活向上めざし 協会を設立
いまや日本発の表現文化として世界に広がるアニメの世界。放送だけでなくネット配信も広がっている。原作を生み出す出版界との縁も深い。だがアニメーターたちの現実は厳しい。13日、アニメーターや演出家らが「日本アニメーター・演出協会」(略称:JAniCA=ジャニカ)設立を発表した。【編集部】
2007年09月25日
総務省研究会 NHK受信契約の算出方法見直しを提言
9月21日、総務省の「公平負担のための受信料体系の現状と課題に関する研究会」(座長・舟田正之立教大教授)は、NHKに対して受信契約世帯・事業所数の算出方法の見直しを提言し、NHKに受信料の大幅値下げの可能性を示唆した。【編集部】
2007年09月01日
09・22 第18回放送を語るつどい
「今、テレビ“力”を問う」
日本のテレビの信頼が揺らぎ、存在意義が問われている今、番組の制作現場はどうなっているのか、
何を評価し何をどう変えればいいのか…。
「遠くへ行きたい」など多くの番組制作に携わって来たテレビマンユニオン副会長の今野勉氏と、「埋もれたエイズ報告」
などの大型番組を手がけてきたNHKの元エクゼクティブ・プロデューサー桜井均氏のお二人に、制作現場の実状や、
この夏の戦争関連番組をどう見るかなどについて聞きます。






