現在高松市総合教育センターに姿を変えている新塩屋町小(2010年に統廃合された)玄関の立派な門柱のそばで、同校の最後の校長先生、池田保さんの話を聞いた。
「この門柱は鶴屋町小学校から移築されてきました。校舎とすべてを空襲で消失したが、門柱はりりしく立っていたのです。戦争をくぐり抜けてきた門柱のあちこちに爆弾の破片、銃弾や焼夷弾あとが残っています。小学校でこんなすばらしい門柱のあるところはない。桜の頃の美しさもすばらしい。そういう思い出を閉校のときに子どもたちとミュージカルにした」――降りしきる雨の中で参加者は聞き入った。
地元をよく知る高松市PTA連合会の会長さんだった人も「空襲のあと何もなくなったところに立っていたのがこの門柱だった」と話した。鶴屋町校は1946年3月に閉校となり、復興が進む高松市で48年4月に開校した新塩屋校(鶴屋校の通り二つほど西)に移築され、それ以来この場所で平和を見守ってきた。
あいさつにたった「戦争体験を語りつぐ集い」の岡田昌子さん。
「私どもの会は26回目です。ことしは高松空襲から70年、戦後70年、この70年間、戦後という言葉が生きてきた。この言葉がいま危ない。国会で安全保障法案、この法案にものすごくショックを受けている。平和、平和といいながら戦争をする手段をつくろうとしている」と安倍内閣ノーを訴えた。
この日は高松市主催で「高松空襲体験の伝承」という朗読会も行われた。
香川ではこの夏、平和を願う市民団体協議会を中心に「戦後70年に考える夏休み自由研究」連続教室を計画している。
8月5、6、7、10、11日にそれぞれ午前10時からで、場所は四番町スクエア(旧四番町小あと)。
内容はアニメ「はだしのゲン」を見る・青い目の人形を追って・ドキュメント「平和を繋ぐ」桜井高校放送部・DVD「高松空襲」を見る・空襲跡地を歩く。
8・15は「戦争体験を語りつぐ集い」の「戦争はどのように始まるのか」をタイトルに徹底トーク集会とする予定。
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