2023年04月08日

【映画の鏡】安倍政治を本気で検証『妖怪の孫』メディア戦略奏効、マスコミ自粛=鈴木賀津彦

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2023 「妖怪の孫」製作委員会


 「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介の孫の安倍晋三が、こんなにもデタラメな政治をやっているのに、自民党が選挙で圧勝するのは何故なのか。安倍政治を支えている構造に切り込んだこのドキュメンタリーを、内山雄人監督ら制作陣は「政治ミステリー劇場」と位置付ける。
 菅前首相を追った前作『パンケーキを毒見する』を「政治バラエティ」として分かりやすく示した手法と同様、長期政権を支える仕組みをミス   テリーの謎解きのように提示し、観る人が「自分ごと」として受け止められる工夫をしていて面白い。

 特に誰もが発信者になれるインターネット時代の自民党のメディア戦略を深掘りし、テレビなどマスメディアが政権批判をしないよう「自粛」させ、機能不全になっている現実がなぜ起きているのかを分析しているのだ。

 それならJCJのオンライン講演会で内山監督にこの映画に込めた想いなどを語ってもらえばと、3月17日の映画公開直前の12日に「政府のメディア戦略の現状とマスメディアの機能不全」をテーマに企画した。そこに飛び出してきたのが、放送法をめぐる問題。
 政治的公平性を求める安倍政権でのやり取りを記録した総務省の行政文書が公表され、当時何があったのか、明らかになってきた。まさに、映画で描かれたテレビの報道の「自粛」の現状が何故起きているのかをさらに掘り下げなければならないと、オンライン講演会では内山監督の話を伺い、参加者と議論を深めた(詳細は次号記事で掲載予定)。
 新宿ピカデリーなど全国で公開中、まずは見てほしい。
JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2023年3月25日号
posted by JCJ at 03:00 | TrackBack(0) | 映画の鏡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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