国会周辺は3万人の市民で埋め尽くされた=4月8日、伊東良平撮影
衆院選の自民の歴史的大勝で、にわかに活気づいた改憲勢力。その旗振り役は9条改憲に意欲的な高市首相だ。衆院で単独でも発議可能な議席獲得をうけ、高市首相は2月9日、党本部での会見で「国の理想の姿を物語るのは憲法だ。国の未来をしっかりと見据え、改正に向けた挑戦も進めていく」と早速、改憲に前のめりの姿勢を露わにした。一方、2015年の安保関連法成立から続く憲法改正に反対する市民の国会前デモ参加者は衆院選直後から急増。2月27日3600人、3月25日約2万4000人と、全国各地に広がった。4月8日提起された「緊急アクション」は全国165カ所で開催された。国会前の参加者は約3万人。オンライン参加者7万人を加えると10万人に達した。高市首相は12日、自民党大会で「時は来た。1年後に発議のめどをつけたい」と表明。直後19日の国会前には3万6000人が結集。5月3日に向けてさらに弾みがついた。
高市政権による改憲実現への暴走に抗う「平和憲法を守るための緊急アクション」は4月8日夜の東京・国会議事堂周辺をはじめ、全国でさまざまな形で展開された。
主催者発表で3万人が集結した東京の国会前では、有志がJCJ旗を持参し、議事堂周辺で存在をアピール=写真=。周囲では色とりどりのペンライトが揺れる中、「戦争をしたがる首相はいらない」など、平和を願う多様な訴えの声が響いた。
JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2026年4月25日号
2026年05月26日
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